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勝手に1人1アカウント推奨します ~2016センター国語から考えるツイッター垢分けの意味~

考えたこと

 

 2016年度センター試験国語の第一問は若者の「キャラ」作りをテーマにした文章でした。この文章を読んでツイッターの垢分けに対する意見を持ったので書きます。

 

問題文の出典はこちら。

 Amazonランキングの「子供の文化」カテゴリの本で、2月4日現在売れ筋1位。評価も高いようです。

 ※試験問題及び本書を読んでいない人用の、lemomonn的本文まとめ
 若い世代は自らの人格をキャラの寄せ集めによって形成している。いろいろあるキャラを状況に応じて切り替えることで場面に応じた自分を作って人間関係を築いているのだ。このやり方は私たち(筆者視点)とは異なるように思われる。私たちの世代は自分自身を、普通あるいは標準、普遍的な価値観に合わせて形成してきたからだ。
 ではなぜ世代間で差が生まれたのだろうか。その答えは価値観の「多様化」である。現代の若者たちの生きる社会には多様な価値観が存在する。価値観が多様、ということは人によって何が普通かが違うということだ。だから自分が正しいことや当たり前のことだと思っている物事が理解されることもあれば嫌われることもある。そのためどんな場面においても「私はこういう人間でこんなことが好きで・・・・・・」と主張すること、すなわち自分という1本の柱を保つことが難しいのだ。
 そこで若者たちは「キャラ」を作るようになった。自分の中身を細かに分割したのである。そしてたくさんできたキャラのうちその場での標準にふさわしいキャラ、認めてもらえそうなキャラを常に使い分けるようにした。こうすることで理解されるし嫌われないという理想的な人間関係が生まれているのだ。私たちの世代ではこのように人によって態度を変えるようなことは悪いと思われてきたが、これからの社会では若者のようにキャラを作って使い分けていくのが逆に相手を傷つけない適切な方法なのかもしれない。

キャラの例として考えられるもの

 筆者は若者が自身の世代とは違って、自分という存在を「キャラ」の塊としてとらえている、と述べています。キャラのウィキでの説明は、一部を引用すると、

 キャラクター: character性格・人格)を省略した若者言葉で、コミュニケーションの場における振舞い方に関する類型的な役割を意味する。その具体的な役割に応じて、例えば「まじめキャラ」「バカキャラ」「へたれキャラ」「癒しキャラ」のようにさまざまなものが存在する

となっています。例に上がっているのは外見的なものです。学校や職場、友達間での位置づけみたいなものですね。「リア充」「イケメン」「愛され女子」「犬系男子」みたいな。外見的ではない内面的なキャラもあります。「ジャニオタ」「ニコ厨」「レイヤー」「歌い手」みたいな。(例がわかりにくいうえ偏っててすいません)

 ここで私に反感を持つ方たぶんいますよね。「犬系男子」は内面的だ!とか「ジャニオタ」は外面的だ!とか。そうなんですよ。人によって何のキャラが外面的なのか内面的なのかは違うんです。周囲の環境次第なんだと思います。

 キャラの例を出しましたが、それぞれのキャラでイメージってありますよね。「リア充」と「ニコ厨」で極端すぎる比較をしてみます。
 リア充:強者、明るい、顔面偏差値高い、コミュ力高い……
 ・ニコ厨:弱者、暗い、顔面偏差値低い、コミュ力低い......
正反対ですね。ところが世の中には(たぶん)「リア充ニコ厨」が何人もいる。どう考えても「リア充」と「ニコ厨」は矛盾しているのに。筆者の意見のとおり、自分の柱が分裂しているのです。ここにキャラの使い分けが見えます。学校や職場と家で全くと言っていいほど違うキャラになっているのです。

キャラとツイッタ―

 上で出てきたリア充ニコ厨」君(以後リアニコ君)は学校と家でキャラが違います。学校にいる時にニコ厨モードは発動できません。ある時間を除いては。発動するにはツイッタースマホで開けばいいんです。リア充イケメン男子リアニコ君がスマホをいじっていても「彼女とラインかよ、うらやましいぞちくしょーー!!」ぐらいにしか思われないはず。でも本人はニコ厨モードを発動させて「くそワロタwwwwwwwww」「○○マジ天使hspr」とかつぶやける。ツイッター上ではどちらの自分も同じ時間に共存させられるのです。垢を分けていれば!!実際ツイッターのアカウントにはいくつも呼び方があります。「リア垢」「趣味垢」「裏垢」などいろいろと。趣味垢をさらに分けている人もよく見ます。「ヘタリア垢」「おそ松垢」「うたプリ垢」など、ジャンルごとに分けているんです。

 リアニコ君はアカウントを3つもっています。イケメンリア充感にあふれる本人アイコンのリア垢、ネタ画像をあさって見つけた変なアイコンの趣味垢1(ニコニコ関連のクソツイ用)、アイマスの推しキャラをアイコンにした趣味垢2(キャラへの愛や妄想ツイ、変態ツイ用)に分かれています。どの垢でつぶやくのも彼自身、でも傍から見たら別人です。こんな状況がリアニコ君に限らず高校生、大学生、社会人など年代に関わらず普通なのが現状です。

本当に垢を分ける必要があるのか

 キャラごとにアカウントを作るのが当たり前となっていますが、分ける必要は本当にあるのでしょうか?リアニコ君のつぶやいている内容からすれば、確かにリア垢にすべてをつぶやくのは無理でしょう。だから分ける必要があるじゃないか、と考える人も多いでしょう。

 ここで考えたいのが、「ツイッターをやる目的」です。私はツイッターはブログと同じように個人メディアだと思います。自分の思うこと、考えたことをつぶやき、何かを発信するものだと。そう考えると、リアニコ君のアカウントはどれも無意味です。リア充アピールしたり学校生活の面白いことを垂れ流すリア垢、草を多用したバカさ丸出しの趣味垢1、友人や親の前では声に出せない人目をはばかられる妄想をまき散らす趣味垢2、どれに意味がありますか?そうやって発信された情報にどうやったら価値が見出せますか?リアニコ君の例は極端ですが、意味もないことをつぶやくためだけの無駄な垢運営をしていませんか?

1人1アカウントという選択

 私が提案するのは自主的な「1人1アカウント」です。名前を出さなくていいフェイスブックっていう感じですかね。趣味でつながっている人がいても学校の知り合いがいてもつぶやける内容でなければつぶやかない。自分を隠すように思われるかもしれませんが案外そうしてみると自分が自分のことを分かってあげられている感じがして気持ちいいです。無駄にツイッターに時間を取られることも減ります。無駄にフォロー数を増やしたりもしなくなります。私自身つい最近まで意味のない「趣味垢」運営をしていたのから目的を持ったアカウントに変えたばかりです。

 この記事を読んでくださった方で無駄なアカウントを持っていると感じる方は、新しい垢を作り、各垢でまだ繋がっていたいと思える人を見極め、不要な垢を消すことから始めてみてください。浅く広いだけのツイッタ―からある程度意味のあるツイッターへの変化が待っているはずです。長~い上から目線記事失礼しました。

 

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